フィギュアを自分で作ろう
やる気を出すのが一番大変 BRTです。
今回はフィギュアを自作するにあたって、制作の流れを説明しようと思います。
1、原画、イラストを用意
まず、作りたいイラストを用意します。
自分でデザインしたキャラを使ったり、漫画やゲームのキャラのイラストでもOKです。
それをA4サイズあたりの大きさの3面図(前、横、後ろ)を用意します。全身像のデータはいっぱいあったほうがいいです。
なければ、想定でもいいので、できるだけ情報を洗い出しましょう。
2、素材と道具を用意
素材ですがこれには種類があります。
石粉粘土 乾燥で固まる 水で柔らかくできる
スカルピー 熱で固まる ラッカー薄め液で柔らかくできる
ポリパテ 主剤と硬化剤を混ぜて時間経過で固まる。(熱で促進可能)
エポキシパテ 2種類の素材を混ぜて時間経過で硬化。(熱で促進可能)
主な素材はこの4種です。
詳しい説明をすると、とても長くなるのでまた別の機会に。
おすすめは、石粉粘土です。この4種の中で一番安く入手性が良いからです。500円程度でフィギュア1~2体分ほどの量があります。
オーブンとお金を用意できるなら、スカルピーを使ってみましょう。
オーブンやヒートガンが必要になりますが、一番使いやすいと個人的に思います。
しかし、化学反応を起こしますので、臭いがあります。
必ず専用のオーブンと換気をしましょう。
そしてスパチュラと呼ばれる棒を用意します
これはパジコ ステンレス細工棒 と呼ばれるものです。
多くのアナログ原型師が使用しています。
私は最近になって使い始めましたが、平たい部分でたいていの部分が出来てしまいました。(私の場合、薄く削ったりなどの改造をしています。ほかの原型師に聞いても、自己流の改造が施されていることがほとんどです。)
ごちゃごちゃそろえるよりは、これ1本で作ってみて、難しければほかにもそろえるといった買い方がいいと思います。
3 原型を作る
やっと原型の制作についてです。
用意したイメージ画像をそのまま形にします。
とにかく、よく見てそれを再現することが重要です。
何回も離れてみたり、時間をおいて確認してみたりを繰り返し、
ひたすら再現することに努めます。
時に、はっきりイメージできてない場所を作ることになりますが、
その時は、もう一度イメージを練り直し、紙に書いてはっきりさせましょう。
4、表面処理
形を整えて、固まった原型を見てみると、ひび割れがあったり、
スパチュラを押したりした跡が残ったりします。
その部分を、やすりで削っていきます。
320あたりの番手を使うと早めに削れ、800あたりで滑らかになります。
240以下を使う場合は慎重に使いましょう。削れすぎます。
やすりがけが終わったら最後にサーフェイサーを吹きます。
1000と書かれたものがいいでしょう。
そして、浮いてきた凸凹をまたやすり掛けです。繰り返します。
なくなれば終了です。
完成
ここまでで完成です。フィギュアといっても色はまだないです。
ここからどうするかで、塗装や複製などの工程が変わってきます。
細かい作り方は、またブログに記事を上げます。